なぜ日本はワクチン後進国と言われ続けているのに、世界から取り残されているという意識が低く、接種率が悪いのかと気にしていたのですが、最近の接種率向上で少しでも改善されることうれしいことです。
風疹感染者は過去5年間(平成20~24年)で昨年は2392例の報告でしたが、今年は3月末時点で昨年を超え、もっともはやいスピードで増えています。感染者は7割以上が男性で20代~40代が8わりを占めています。
妊娠中の女性が感染すると先天性風疹症候群といって産まれた赤ちゃんに難聴、心疾患、白内障、緑内障といった障害を起こす可能性がでてきます。
赤ちゃんにとっても不幸ですし、家族にとっても悔やみようがありません。
当クリニックでも若い20~40代の男性がよく来ているようです。皆さん、「自分の母子手帳が無くなってしまい、家族に聞いても解らなくて」とよく言われています。
赤ちゃんを守るためには
これから妊娠の可能性のある女性、その周囲の人、家族は接種を勧めます。
男性に接種していな人が多いので、若い男性も周囲の女性を気遣いできるだけ接種してほしいと思います。
またワクチン接種する人が増えてきたので、このまま接種者が続くとワクチンの不足の可能性があります。
結婚する予定の人、妊娠された方の周りの方は接種を済ませているか確認をされたほうがよいでしょう。
私は、医者になって3年目に、風疹に罹り、ひどい目に逢いました。
頸がはれ顔と首が同じように脹れた状態になり観られる状態ではなく、体も真っ赤でだるさもあり辛かったことを思い出します。
皆さんも自分の健康に注意をなさってください。